この記事でわかること

はじめに

あるとき、「以前と同じケアをしているのに、なんか変わってきた」
と感じることが増えてくる方も多いのではないでしょうか。

肌のくすみ、乾燥しやすくなってきた、
疲れが顔に出やすくなった——。

こういった変化に向き合うとき、
「外側からのケア」だけではなかなか追いつかないと
感じることもあると思います。

今回は、東洋医学的な視点から「内側から整える美容」について
お伝えしたいと思います。

「美容」と「健康」は切り離せない

東洋医学では、肌の状態や外見の変化を、
体の内側の状態と切り離して考えません。

肌の乾燥・くすみ・顔色の悪さ——
こういった変化の背景に、
体の内側でのバランスの乱れがあると考えることがあります。

たとえば——

血(けつ)の不足や滞り
東洋医学の「血」は、体を栄養し、潤す役割があると考えられています。
血の状態が低下すると、肌の乾燥・顔色のくすみ・目の疲れなどと
関連することがあると言われています。

睡眠の質
体の回復は睡眠中に起こります。
眠れていない・眠りが浅いという状態が続くと、
肌の再生サイクルにも影響する可能性があると言われています。

巡りの悪さ
血流やリンパの巡りが悪くなると、
むくみ・くすみ・疲れた顔になりやすいことがあります。

「整える」という発想

外側からのスキンケアは大切です。
でも、それと同時に「体の内側を整える」視点を持つと、
より根本的なアプローチができると考えています。

東洋医学的な「整える」アプローチには、
たとえばこのようなものがあります。

食養生(食事によるケア)
体を潤す食材(白きくらげ・ごま・山芋など)を取り入れたり、
体を温める食材・冷やす食材を意識したりすること。
東洋医学では古くから、こうした食事のあり方を「食養生」と呼んできました。

十分な睡眠・休養
東洋医学では「睡眠は最大の養生」とも言われます。
深く眠れる環境・習慣を整えることが、
内側からの美容につながります。

体を動かす・巡りを意識する
軽い運動や、セルフマッサージなどで
体の巡りを促すことが、むくみや顔色の改善に
関わることがあると言われています。

精神的なストレスのケア
感情の抑圧や慢性的なストレスは、
体の巡りを妨げるとされています。
自分なりのリフレッシュ方法を大切にすることも、
内側からの美容につながります。

鍼灸美容(美容鍼)について

近年、「美容鍼」を取り入れる方が増えています。

美容鍼は、顔や頭部に細い鍼を刺入し、
血流・リンパの巡りを促すことを目的とした施術です。

フェイスラインのたるみ・むくみ・くすみのケアに
活用されることがあります。

ただし、1回の施術で劇的に変わる、というものではなく、
継続的なケアの中で変化を感じる方が多いようです。
また、効果には個人差があります。

「外側からのケアと内側からのケアを組み合わせる」という視点で、
美容鍼を考えるとよいかもしれません。

おわりに

「内側から整える美容」は、
即効性を求めるものではなく、
日々の積み重ねの中で変化していくものだと思っています。

でも、その変化は「表面的な見た目」だけでなく、
体調・睡眠・疲れやすさなど、
体全体の質が上がっていくものだと感じています。

これからの美容を、
ケアの投資として長期的に考えるヒントになれば嬉しいです。